1. HILIC(Hydrophilic interaction chromatography)分離モードとはどのようなものでしょうか。
親水性(Hydrophillic)相互作用を用いたクロマトグラフィーのことで、順相クロマトグラフィーと同じ原理と言えます。ただし、固定相の官能基の親水性部分により、分離の選択性も異なります。TSKgel Amide-80, TSKgel VMpak-25(マルチモードカラム)などがHILICカラムに該当し、逆相クロマトグラフィーでは、保持が弱い、または選択性が悪いような親水性化合物の分離に適しています。溶離液は、有機溶媒濃度が高い条件(60-90%)で分離します。グラジエント溶出の場合は逆相クロマトグラフィーとは逆に有機溶媒濃度が高い(90%)溶離液から低い(50%)溶離液で行います。
2. TSKgel Amide-80を用いて単一の糖を分離した場合、ピークが2つになりました。1つのピークとして溶出するにはどの様にしたら良いでしょうか?
還元末端をもつ糖を室温で測定するとアノマー分離により、ピークが2つになります。このアノマー分離を防ぐためには、高温(80℃)で測定する方法と、溶離液にアミン(トリエチルアミンなど)を添加する方法があります。
3. 単糖、二糖、オリゴ糖を分析したいと考えています。TSKgel Amide-80と、TSKgel SugarAXのどちらが適しているのでしょうか?
オリゴ糖(30量体)までの分離を簡単な溶離液の系で分析したい場合は、Amide-80をお勧めいたします。単糖、二糖の分離を重視したい場合は、ホウ酸緩衝液のグラジエント法を用いたSusarAXⅠをお勧めいたします。
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