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1. TSKgel G3000SWXLカラムを用いて膜タンパク質を分離する場合、どのような溶離液を用いれば良いでしょうか?

 

一般的には50 mmol/L リン酸緩衝液(pH7.0)+0.2mol/L NaCl+20%グリセロール+界面活性剤(0.2%トリトンX-100など)が、溶離液として用いられます。但し、界面活性剤の種類と濃度によって、クロマトグラムは異なります。(セパレーションレポートN0.50参照)

 


2. TSK-GEL SW(XL) シリーズのカラム入口に隙間が発生しました。どのように対処すれば良いでしょうか?

 

カラムに添付されています取扱説明書に従って、隙間をトップオフゲル(補充用ゲル)で埋めて下さい。隙間が小さな場合には、性能が回復することがあります。.

 


3. TSKgel G3000SWXLの溶離液に界面活性剤を添加して使用しました。今後、界面活性剤を添加しない溶離液で使用することは可能でしょうか?

 

基本的には一度界面活性剤を含む溶離液を使用したカラムは、その溶離液専用とすることをお薦めします。界面活性剤をカラム洗浄により完全に取り除くことは困難です。

 


4. TSK-GEL SW(XL)シリーズの溶離液として、変性剤(塩酸グアニジン、尿素など)を使用することは可能でしょうか?

 

変性剤を使用することは可能です。一般に6mol/L塩酸グアニジン、8mol/L尿素が変性剤として用いられます。但し、変性剤は溶解時に不溶物が生じることがありますので、試料溶液のろ過、又はラインフィルタにより、カラムに不溶物が入らないようにして下さい。また、カラムの最大圧力を超えないように、流速を下げて使用して下さい。なお変性剤を使用したカラムは、専用のカラムとして使用することをお薦めします。(セパレーションレポートNo.24セパレーションレポート No.24参照)

 


5. TSK-GEL SW(XL)シリーズのカラムで水溶性タンパク質を分離する場合、どのような溶離液を用いれば良いでしょうか?

 

初めに、50mmol/Lリン酸緩衝液+0.3mol/L塩化ナトリウム (pH 6.8)をお試し下さい。

 


6. 水に難溶性の多糖をSEC測定するためには、どのようにすれば良いでしょうか?

 

多糖のSEC測定では、緩衝液の他に、DMSO、DMF、DMACなどが溶離液として用いられます。初めに、これら有機溶媒に対する溶解性を確認して下さい。最も溶解性の良い溶媒を溶離液(通常10mM LiCl、又はLiBrを溶離液に添加)として用いることになります。試料調製に当たっては、不溶成分をフィルター(0.45μm)でろ過して試料溶液として下さい。

 


7. ペプチドのSECに適したカラム、測定条件およびその分画分子量範囲はを教えて下さい。

排除限界分子量が100KDaのG2000SWシリーズがお勧めです。粒子径が4ミクロンのSuperSW2000、5ミクロンのG2000SWxL、10ミクロンのG2000SWの3種のラインナップをもっています。どのカラムでも0.1%TFA+45%アセトニトリルが推奨条件になります。

 

8. 有機溶媒系SECカラムに記載されているリファレンスカラムは、どのような目的で使用するのでしょうか?

 

SECでは、一般にサンプル側とリファレンス側の両方のセルに常時通液する両フロータイプの示差屈折率(RI)検出器を用います。この際、RI検出器のドリフトを抑制し、より安定なベースラインを得る目的で、サンプル側と同様にリファレンス側にもカラム(リファレンスカラム)を接続して使用致します。

 

 

9.溶離液としてDMF を使用したいのですが、標準物質としてポリエチレンオキシドとポリスチレンのどちらが適しているのでしょうか。

 

一般に、スチレン系カラム(Hタイプ)の場合には、標準ポリエチレンオキシド(PEO)、ポリエチレングリコール(PEG)を使用し、親水性ポリマー系カラム(αシリーズ)の場合には、標準ポリスチレン(PS)を使用致します。
また、スチレン系カラムを使用する場合でも、高分子領域で標準PEOを用いることができない領域では、標準PSを使用致します。


 

10. TSKgel G-Oligo-PWは、どのような試料の測定に用いるのでしょうか?

 

TSKgel G-Oligo-PWは、中性のオリゴ糖、又は非イオン性オリゴマーをSEC測定するためのカラムです。イオン性のオリゴマー、水溶性高分子のSEC測定には、G6000PWXL~G2500PWXLをご利用下さい。

 

 

11. SECの溶離液にアミンや酸を添加した場合、元の溶離液に交換して使用しても問題ないでしょうか?

 

元の溶離液に交換して使用した場合、SECクロマトグラムが変化することもあります。そのためアミンや酸を添加した場合には、専用のカラムとすることをお薦めします。

 

 

12. 標準物質(標準ポリスチレン、標準ポリエチレンオキシド)の分子量(Mw)として、カタログには、LS及びSECによる値が記載されています。SECの分子量標準物質として使用する場合、どちらの値を使用すれば良いのでしょうか?

 

高分子のSECを行う場合にはLSの値を使用致します。低分子のSECを行う場合には、オリゴスチレンのLS測定はできませんので、SECの値を使用して下さい。

 

 

13. 低分子量の標準ポリスチレンをSEC測定すると複数のピークが現れました。それぞれのピークの分子量値は幾らになるのでしょうか?

 

標準ポリスチレンA-1000及びA-500を、低分子用のSECカラムで測定した場合の各ピークの分子量値は以下の通りになります。
A-1000:RI検出器で最も高いピーク(8量体)の分子量が890であり、その前後のピークは±104ずつ増減した値となります。
A-500:RI検出器で最も高いピーク(4量体)の分子量が474で、その前後のピークは±104ずつ増減した値となります。

 

 

14. DMF を溶離液としてSEC測定を行う場合、スチレン系カラム(Hタイプ)、親水性ポリマー系カラム(αシリーズ)の何れを用いれば良いのでしょうか?

 

一般に、高分子ポリマーの場合、親水性ポリマー系カラム(αカラム)を使用します。また低分子オリゴマーを測定する場合には、低分子領域での分離が良いスチレン系カラム(Hタイプ)お試し下さい。

 


15. 数百万と思われるアクリル系樹脂のTHF溶解液を調製していますが、難溶性のためフィルターが目詰まりして、なかなかろ過できません。試料の調製方法で何か良い方法はないでしょうか?

 

ポアサイズの異なる2種類のフィルターで順次ろ過(最初にポアサイズが1~2μm、次に0.5μmのフィルター)する方法、或いは遠心分離とろ過を組合せた方法をお試し下さい。

 

 

16. HHRシリーズのカラムを使用しています。このカラムの測定可能な下限分子量は、どのように考えれば良いのでしょうか?

 

HHRシリーズMixカラムの測定可能な下限分子量(ポリスチレン換算)は、較正曲線から、以下の通りとなります。
TSKgel GMHHR-H:500
TSKgel GMHHR-M:500
TSKgel GMHHR-N:200
TSKgel GMHHR-L:200
注意:カラム構成(本数、種類)により分離能が異なりますので、測定範囲の試料(特に低分子)が全て分離可能とは限りません。
注意:低分子領域には溶媒由来(溶存ガス、添加剤)のピークが溶出する可能性があることを考慮ください。

 

 

 

 


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